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留学や勉強の備忘録

海外大学院受験における旧姓の取り扱い

海外大学院を受験するつもりだが、手元にある成績証明書や英語スコアは全て旧姓のまま。戸籍上の氏名で出願するにしても、研究は旧姓のまま続けたい。こういう場合手続きはどうなるんだろうか。

手続きの種類に関わらず、海外キャリアを考える学生・研究者の中にはこのような悩み(疑問)を持つ方が少なからずいらっしゃるかと思います。本記事では、私がアメリカ大学院受験時に行った旧姓使用の手続きに関して記録を残しておこうと思います。

インターン応募やポスドク応募も同様のポータルを使用することが多いので、参考になることがあるかもしれません

出願に関して

出願ポータルでの記入例

留学生の場合、基本的にパスポート記載の氏名での出願を求められます。しかしさすがは多様性の国アメリカ。出願ポータルにはPreferred NameもしくはMaiden Name (旧姓)の記入欄があり、ここに旧姓を入力することができます。これにより、旧姓記載の出願書類とも整合性がとれるわけです。

私の場合、出願にあたって旧姓証明の書類は提出を求められませんでしたが、大学によっては必要になるところもありかもしれないので要確認です。

さらに、推薦状についても推薦者向けに表示する氏名を任意に変更することができます。以下の画像はMITの出願ポータルですが、▢Change my display name for this recoomenderにチェックをいれると、Preferred Nameを記入する欄がでてきます。

提出書類

CV、志望理由書など様式自由の書類に関しては、混乱を防ぐため旧姓と戸籍上の姓を併記で提出しました。成績証明書は大学の証明書発行システムでの氏名変更も可能でしたが、システム上で旧姓を申告していたのでそのまま旧姓のものを使用しました。

奨学金応募に関して

日本の奨学金は、財団によって扱いが変わるので各所に問い合わせました。

例)

・JASSOの海外留学支援制度…旧姓での応募可能(2024年応募時)

・船井情報科学振興財団…旧姓かどうかは問わない(2024年応募時)

結論:旧姓は使用できたが、追加手続きが必要なことも

旧姓を使用することで追加手続きが発生することはありましたが、大学院受験においては問題なく旧姓での登録・申請が可能でした。

その他の案として、旧姓と戸籍上の姓をハイフンでつないだHyphenated nameを使う、旧姓をカッコ書きもしくはミドルネームにする…といった手もありますが、オフィシャルな書類には使うことはできないので悩ましいところです。

旧姓・改姓に関する詳しい手続きに関しては、以下参考のおすすめブログで詳しく解説してくださっているので、確認してみてください。

その他、追加事項があれば随時更新していこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます🐾